安心を売る新SNSスナップチャットの実力

人気の秘密

スナップチャットは創業わずか2年ではありますが、既に2600万人の利用者がいて、1日に3億5000万枚の写真を送っています。1年前は1日1000万枚だったのでかなりの増加です。現在は英語版が主ですがスナップチャットのようなアプリを求める消費者の声が世界中で強まっているようです。

もちろん、フェイスブックも健在です。世界で利用者は12億人もいて既にデジタルライフの一部になっているわけで、丁度フェイスブックは人が集まる中心広場のような存在で、スナップチャットの方はちょっと仲間内の秘密のつながりのような存在になっているのかもしれません。

スナップチャットはデータが消えてしまうのに人気なのです。何よりスナップチャットのシンプルさはかなり徹底しています。Lineのように既読機能はあるのですが、フェイスブックでの「いいね」、Twitterのリプライ機能などはついていません。

また、動画はVineと同様に10秒までしか撮れないショートムービーです。日本で人気の大手SNSと比較すればまさに対極的で、特にスナップチャットについては「一番軽いアプリ」ということになるでしょう。フェイスブックでは「いいね」しておかないといけないみたいな、いわゆる煩わしさもあるのですが、スナップチャットには、そうした概念が全くない自由さが受けるのかもしれません。